性格判断
令和7年5月
MBTI診断という正確診断テストが
流行っているのを知っているでしょうか。
MBTIとは
自己理解を深めることで
より自己成長や人間関係を
良好に築くためのヒントを
見つけるためのツールのことです。
私も流行りに乗っかってやってみた結果は
ESFJ(領事官)でした。
MBTI診断をやってない人からしたら
何を言っているのかわからないでしょう笑
気になった人はやってみて下さい。
その診断結果には
しっかり的を得たことが書いてあり
びっくりしました。
しかし、間を開けてもう一度やってみると
今度は(主人公)と診断結果が出ました。
ESFJとENFJ、2番目のアルファベットが
SかNの違いしかありません。
これは物の見方が感情的(S)か直感的(N)か
の違いです。
ただそれだけの違いですが
領事官や主人公と表現されると
全然見え方が違いますよね。
そしてちょっとした
その日の感情や気分に影響を受け
診断結果にブレが
出てしまうものだと思いました。
当たり前ですよね。
20代と30代同じ私でも
考え方は変わります。
この先も変わるでしょう。
それが当たり前だと思います。
しかし、この診断を見て
「私はこう言う人間なんだ」と思い込むと
その思考に縛られて
生きて行くことになります。
もちろん性格判断を受けて正確に使えば
最初に言った成長や
人間関係を円滑にするための
ツールとして役立つと思います。
ですが、それを真面目に受け止めすぎると
ストレスを抱える原因になり
ひいては自分の成長の阻害に
なってしまいます。
これは友人やパートナーからの
言葉も一緒だと思います。
「あなたは優しい人だね」
という言葉を真面目に捉えすぎて
私は優しい人なんだと
思い込んでしまうと
怒った後に罪悪感を感じたり
自分はこんな人間じゃないのにと
自分を責めてしまうことになります。
性格判断や
他人からの評価という枠組みに
自分を入れてしまうと
とても生きずらくなってしまいます。
あくまでも参考程度にして
自分の心に正直に行きたいものですね。
記 副住職