アンパンマン 

           不惜身命の心

 

令和7年6月

 

NHK、連続テレビ小説「あんぱん」

が放映されている。

やなせたかし氏の生涯のドラマである。

 

代表作である「アンパンマン」

お腹を空かせた人に

アンパンマンが自分の体を食べさせ

自身を捧げて人を助ける

献身、捨身の心、まさに不惜身命の行為

この作品の根底に流れる慈悲の究極の姿だ。

 

仏教の「大般涅槃経」に雪山童子物語がある。

雪山童子(前生の釈尊)が

帝釈天(羅刹鬼)に身を投げ出し

無常偈(諸行無常、涅槃寂静を説いたもの)を聞き出し

後世に教えを残した

この物語を彷彿させる。

 

アンパンマンにはなれないが

老若男女、少しでも爪の垢を煎じて

見習いたいものです。

 

全ての人が全てのものに慈愛の心を持ち

穏やかで争いのない

幸せな社会をつくりたいものです。