白響:令和7年9月 今月の言葉

   目に見えない 

        願いの中に生かされて

 

 

令和7年9月

 

夏の休暇

田舎で過ごし

昔を懐古した人も多いのではないか。

 

今も大切にしている一枚の写真がある。

亡父が本の栞の代わりにしていた

私たち兄弟が映ている写真だ。

 

裏には「兄弟仲良く幸せに」と記されている。

父はこの写真を見ては

私たちのことを思っていてくれていたのかと

胸が熱くなる。

 

親鸞聖人は歎異抄の中で

「弥陀五劫思惟の願をよくよく案ずれば

ひとえに親鸞が一人がためなりけり

さればそくばくの業をもちにける身にてありけるを

たすけんとおぼしめしたる本願のかたじけなさよ」

 

どうすることもできない業を持つ

我が身であるが

阿弥陀様は見放さず

生かしめてくださっていることに目覚め

深く感謝することを述懐されています。

 

父母の目には見えない思いと同じように

仏に願われていることに目覚め、感謝し

その思いに報い、応えたいものだ。